NISAに興味はあっても、「投資は難しそう」「損をするのが怖い」と感じて、最初の一歩を踏み出せない方も多いと思います。
NISAは、投資で得た利益が非課税になる制度です。ただし、投資そのものの値下がりリスクがなくなる制度ではありません。
私自身も少額から資産形成を始め、2年間で資産を50万円から500万円まで増やしましたが、最初に意識したのは大きく増やすことより無理なく続けることでした。
この記事では、NISAの仕組み、メリットと注意点、初心者が始めるときの基本手順を分かりやすく解説します。新NISAについて知りたいことを、この1本にまとめました。
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そもそもNISAって何?
NISAの正式名称
NISA(ニーサ)は「少額投資非課税制度」の略称です。英語では「Nippon Individual Savings Account」と言います。
簡単に言うと…
普通、お金を増やすためにする「投資」で利益が出ると、その利益に税金がかかります。
でもNISAを使うと、決められた金額まで税金がかからないという特別な仕組みなんです。
例えば、お小遣いで買ったカードゲームのカードが値上がりして、100円で買ったカードが150円で売れたとします。
この50円の利益に普通なら税金がかかりますが、NISAのような仕組みがあれば税金がかからない、というイメージです。
新NISAは何が新しいの?
2024年1月から、今までのNISAが「新NISA」として生まれ変わりました。何が変わったのでしょうか?
今までのNISAの問題点
- 使える期間が決まっていた(例:5年間だけ)
- 一度使った枠は元に戻らなかった
- 金額の上限が少なかった
新NISAの良いところ
- 期間がずっと続く:いつまでも使える
- 売ったら枠が復活:投資したものを売ると、また新しく投資できる
- 金額が大きくなった:もっとたくさんのお金を投資できる
旧NISAで起きていた不満の部分を解消させた制度が「新NISA」になります。
新NISAの2つのコース
新NISAの構成は、大きく2つのコースです。
つみたて投資枠
- 年間120万円まで投資できる
- 長期的にコツコツ投資するためのコース
- 投資信託という、プロが運用してくれる商品だけ買える
- 毎月決まった金額で自動的に投資する「積立投資」に向いている
成長投資枠
- 年間240万円まで投資できる
- より自由度の高い投資ができるコース
- 株式や投資信託など、いろいろな商品を買える
- 一度にまとまった金額でも投資できる
合計で年間360万円まで投資できて、生涯で1,800万円までという上限があります。
なぜ新NISAが作られたの?
日本の抱える問題
- 少子高齢化:赤ちゃんが少なくなって、お年寄りが増えている
- 年金の心配:将来、今のような年金がもらえるかわからない
- 貯金だけでは増えない:銀行にお金を預けても、ほとんど利息がつかない
政府の狙い
- 国民に投資を始めてもらって、自分で老後のお金を準備してもらいたい
- 日本の会社にお金が流れて、経済が活発になってほしい
- 投資の知識を身につけてもらいたい
投資って何?なぜ必要なの?
投資とは
お金を使って、将来もっと多くのお金を得ようとすることです。
例えば:
- 会社の株を買う → 会社が成長すると株の値段が上がる
- 投資信託を買う → プロが様々な投資をしてくれて、その結果を分けてもらう
なぜ投資が必要?
昔は銀行にお金を預けると、年に5%くらいの利息がついていました。100万円預けると、1年後には105万円になっていたんです。
ひと昔前まで、銀行の金利は0.001%くらいしかありませんでした。
最近は日銀の利上げのおかげで、メガバンクの普通預金でも0.3%くらい(2026年7月時点)まで戻ってきています。
それでも、100万円を1年間預けてもらえる利息は3,000円ほど。ジュース1か月分くらいで、投資との差はまだまだ大きいのが現実です。
これでは物価が上がると、実質的にお金の価値が下がってしまいます。
新NISAの始め方:口座開設から積立設定まで
新NISAを始めるまでの流れは、大きく3ステップです。
- 証券会社の口座を開設する(本人確認書類とマイナンバーが必要)
- NISA口座を開設する(証券口座と同時に申し込めることが多い)
- 投資する商品を選び、積立設定をする(毎月いくら・どの商品かを決める)
証券会社はどこでも大きな違いはありませんが、初心者には手数料が低く、取扱商品が豊富なネット証券が向いています。私自身は楽天証券とSBI証券を使っています。
口座開設後の実際の設定画面での操作に不安がある方は、記事末尾の個別相談も活用してください。
新NISAのメリット
1. 税金がかからない
結論
普通の投資なら利益の約20%が税金として取られますが、新NISAなら0%です。
例: 100万円投資して150万円になった場合
- 普通の投資:利益50万円 × 20% = 10万円の税金 → 手取り40万円
- 新NISA:税金0円 → 手取り50万円
2. いつでも売買できる
投資したお金は、必要になったらいつでも現金に戻せます。
3. 少額から始められる
月100円からでも投資を始めることができます。
4. 自動的に投資できる
一度設定すれば、毎月自動的に決まった金額で投資される仕組みです。
新NISAの注意点
1. 元本割れのリスク
⚠️ 元本割れのリスク
投資したお金が減ってしまう可能性があります。100万円投資して80万円になることもある、ということです。
2. すぐには結果が出ない
投資は長期間続けることで効果が現れます。1年や2年では結果が見えないことも多いです。
3. 勉強が必要
何も知らずに投資すると失敗する可能性が高くなります。基本的な知識は身につけましょう。
4. 感情に左右されやすい
株価が下がると怖くなって売ってしまったり、上がると欲が出て買いすぎたりしがちです。
知っておきたいお金の知識
1. 複利の力
複利とは、「利息に利息がつく」ことです。
例:毎年10%増える投資に10万円投資した場合
- 1年後:11万円
- 2年後:12万1000円(11万円 × 1.1)
- 3年後:13万3100円
- 10年後:約26万円
最初は少しずつですが、だんだん増えるスピードが速くなります。これが「複利の力」です。
2. 分散投資
「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があります。一つの投資先にすべてのお金を投じるのではなく、複数に分けることでリスクを減らせます。
3. 長期投資
短期間で一攫千金を狙うのではなく、長い時間をかけてコツコツと資産を増やしていく考え方が大切です。
まとめ
結論
新NISAは、投資による利益に税金がかからない制度です。ただし投資そのもののリスクがなくなるわけではないので、長期・積立・分散を意識しながら、無理のない金額から始めてください。
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Q. 新NISAはいくらから始められる?
A. 証券会社によっては月100円から積立設定ができます。金額よりも「まず始めて慣れること」が大事なので、無理のない少額からのスタートで十分です。
Q. 元本割れすることはある?
A. あります。NISAは「利益が非課税になる制度」であって、損をしない制度ではありません。ただし長期・積立・分散を守ることで、リスクを抑えながら運用できます。
Q. 昔のNISA(旧NISA)と何が違う?
A. 非課税期間が無期限になり、年間投資枠も大幅に拡大しました。制度が恒久化されたので「いつ始めても使い続けられる」のが新NISA最大の進化です。
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